東大合格率NO.1の灘高校の教え
灘高校の教師であった、橋本武先生のことは有名で、
テレビで紹介されたりや著書なども出版されています。
先日、テレビ番組で「灘高校東大合格率NO.1」の軌跡が放送されていました。
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終戦から5年、国語の教科書は、戦争の影響で中身がほとんど黒く塗りつぶされ、
教科書としての役目を果たせない状態だったそうです。
教師たちは、どうしたものかと頭を抱えていたときに、
教師の1人であった橋本武先生が「私に任せて下さい」と言い、
「銀の匙」という1冊の小説を教科書にかえて授業をしたそうです。
これが、灘高校の教えの始まりだったようです。
この小説を通して、語彙の1つから広げられるだけ広げ、掘り下げられるだけ掘り下げ、
学びを広げられるように、橋本先生は仕向けたようです。
最初は、教師や保護者、生徒からも不安や苦情の声があったようですが、
結果、生徒たちは、学びのおもしろさを知ると同時に
知りたいという好奇心と経験と知識がどんどん深まっていったようです。
そして、滑り止めの私立高校であった灘高校は、昭和43年に
東大合格率NO.1となりました。
現在は、2人に1人が東大に合格しているそうです。
橋本先生は言います。
「すぐに役立つことは、すぐに役立たたなくなる」
「自分が興味を持って掘り下げたことは、一生の財産になる」
本当にその通りだと思います。
この教えは、勉強に限らず、現代の世の中や子育てにも
言えることではないでしょうか?
便利で物が豊になった子育て、すぐに役立つことはたくさん溢れています。
けれども大人が便利と感じることは、
子どもの本来の能力を落としていると私は感じています。
子どもに必要なことは何でしょうか?
自由と不便があれば、子どもは強くたくましく、
健康で賢い人になるのではないでしょうか。
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